近場で非日常のひと時 Pakis Coffee

 コロナがまだ収束しないためジョグジャカルタ以外への出張も旅行もかなり制限される状態が続いています。ということで近場を探索しようということでジョグジャでどんどん増え続けているカフェを探してよさそうなところへ。

個人的意見だと最近のカフェは大きく二つに分かれると思います。まずはコーヒーが好き、おいしいコーヒーを飲んでほしい!というオーナーこだわりの気持ちが入ったコーヒー好きのためのカフェ。インドネシアは産地も多いのでそんなお店もあります。もう一つはコーヒーや食べ物は普通なんだけど、くつろぐ空間を提供するお店。今回は後者のカフェに分類されるかと思います。


Pakis Cafeは別の場所を探していて偶然に見つけたカフェ。以前からゲストハウスや会議場などのビジネスはやっていたようです(写真右側のビル)。ともあれ私が行ってみようと思ったのは市内にあるというアクセスの良さ以外に、そのジャワ風の、木を多用した空間が写真で見ても素敵だったから。入口のところはRumah Jogjo(ルマ・ジョグロ)というジャワの伝統的な建築様式。つばの長い帽子みたいにも見えますが、昔は格式の高い貴族階級の建築様式だったようです。

入って右側にお店の名前にもなっているPakis(蕨などのシダ植物、という意味です)と書いてあるオブジェがありまして、色とりどりの鯉が泳ぐ池になっています。日差しがきつくなければ池のそばの屋根のないスペースでだらだらするのもいいな…と思ってしまいます。私が行ったのは夕方だったので、実際に数人で来ていた若い人たちのグループがのんびりしていました。奥行きがすごくあるので、どこに座ってくつろごうか迷ってしまいました。
こんなロマンチックな感じのスペースもあります。ジャワの古風な、ちょっと懐かしい感じのする家具で揃えてあるのも嬉しいですね。そして奥行きがすごい…写真にとればよかったと後悔。着いた時刻は午後4時過ぎ、気温29度前後でしたが、風も通るし屋根も高いので快適に過ごせました。
どこにするか迷っていたら、子どもが決めてくれました。そこからなかなか離れないので、その前に置いてあった古風なソファに決定。古びたピアノが置いてありまして、調律もしてないので音もひどいのですが、まあインテリアですからね…(笑)。弾いていいというので大喜び。周りにお客さんもいなかったし迷惑にはならなかったかな、多分。
頼んだのはアイスラテ、抹茶ラテ、アイスティー。スナックは定番のフライドポテトと大ぶりな揚げバナナ(Pisang Goreng)3個。合わせて600円ぐらいでした。コロナ対策として飲み物は使い捨てのプラスチック容器でした。聞くところによるとコロナ前はジャワ料理のビュッフェが評判だったそうです。残念です…。
バッタを捕まえたり、走り回れるスペースがあるので子どもはおおはしゃぎでした(コロナでなかなか外に行かないしね…)。断食月は4時からの営業ですが、夜中までやっているそうです。夜もしっとりとして雰囲気がよさそうです。甘いお茶でも飲みながらだらだらおしゃべりするのにはもってこいのロケ。
Wifiもありますので、こんなところで仕事したらいいアイディアが出そうだなと思いました。また是非、ふらっと立ち寄ってみたいところが増えました。










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